落合陽一の体験型インスタレーション作品展を麻布台ヒルズのGallery & Restaurant 舞台裏にて開催

2024-01-25

株式会社The Chain Museum(本社:東京都渋谷区、代表取締役:遠山正道、以下「The Chain Museum」)は、アート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker(アートスティッカー)」が運営する、麻布台ヒルズにある飲食併設のアートギャラリー「Gallery & Restaurant 舞台裏」にて、2024年1月13日(土)よりアーティスト・落合陽一による個展「ヌル庵:騒即是寂∽寂即是騒」を開催中です。

※展示作品は一部を除きArtStickerにて販売中です。

展覧会の詳細はこちら

アーティストステートメント by落合陽一

光と音のような波が好きだ。またそういった装置が自然化し、風景の一部になりながら寂びていく様子、時間と空間をときに溶かし、存在を曖昧にしていく瞬間に愛着を感じてしまう。静寂は騒がしさの中から生まれ、また静寂によって騒がしさも生まれる。図と地の関係を音と光の中に再考し、見るものと見られるものの間に新しい自然を構築することを考える。そういった一連の思考によって生まれた"ヌル庵"は、物質と非物質、現実と非現実の間で新しい共鳴を生み出す空間であり、この茶室は、計算機自然のヴァナキュラー的民藝の一環として、都市の中からプリコラージュされた風景を切り出し、ときに歪め、ときに動かし、それを作品として提示する。日常的に経験する現実とそれが非現実に変容する瞬間を捉え、無から有へと生じる場所、静寂と騒動が交錯する空間を目指す。光と影を操るレンズとミラーが、見る者の意識を反映し、歪曲し変容させる。

構造物や彫刻としてのメディア装置、花を生けるように切り取られた工業社会のインスタレーションの様な偏愛の向かう先は、ときに工業製品のレディメイドであったり習慣的行為であったり、微分された信仰の形であったりもする。ここでは計算機自然の中、質量にインプリントされた倫理や規範を道具を通じて体得する機会としての茶室のあり方を考えたい。

落合陽一《ヌル庵:騒即是寂∽寂即是騒》、ミクストメディア、2024年 Photo by Ryo Yoshiya
落合陽一《コンクリに咲く花》、コンクリート、植物、羽、鉄、2019年 Photo by Ryo Yoshiya

茶事体験チケット販売中

Photo by Ryo Yoshiya

本展の真髄は、ツアー形式の落合流茶事体験。作家からの指示書を基に舞台裏の内外を移動し、散りばめられた仕掛けを体験していきます。体験が進むにつれ、音や茶室内のミラー膜が変化し、茶室「ヌル庵」では古墳時代や江戸時代のものと言われる器で薄茶や主菓子を召し上がっていただきます。ギャラリー空間全体を余すことなく使って表現された新作インスタレーションの世界観をお楽しみください。

*一部作品は無料でもご鑑賞いただけますが、全作品の観覧・茶室への入場には、日時指定の茶事体験チケットが必要となります。(事前予約制・各回先着順)

時間

11:00〜17:00の間、毎30分ごとにスタート、所要時間約30分

参加費

一般 2,500円 (税込:落合流ツアー形式の茶事体験薄茶、主菓子、お土産付)

定員

各回3名

注意事項

○ 歩きやすい服装でお越しください。

○ 受付はツアー開始10分前から開始します。寄付待合でお待ちいただけます。定員が揃い次第出発しますので、余裕を持ってお越しください。

○ 小学生以下のお子さまのご参加には保護者の同伴が必要です。

○ 万が一、ご予定の変更がありご参加が難しい場合は、前日23:59までにArtStickerのマイページよりチケットをキャンセルしてください。

右:薄茶(堀井七茗園)、左:主菓子(鈴懸) Photo by Ryo Yoshiya

チケット購入はこちら

アーティストプロフィール

photo: Ninagawa Mika

落合 陽一(Yoichi Ochiai)

2015年World Technology Award、2016年PrixArs Electronica、EUよりSTARTS Prize受賞。Laval Virtual Award2017年まで4年連続5回、2019年SXSW Creative Experience ARROW Awards など受賞。
「物化する自然と人為の境界」を追求、イメージと物質、自然と計算機の境界などを探求し、計算機科学・応用物理・メディア芸術の枠を自由に越境し活動している。

開催概要

展覧会タイトル

落合陽一「ヌル庵:騒即是寂∽寂即是騒」

開催期間

2024年1月13日 (土) 〜 2024年3月17 (日)    

入場について

・ギャラリー内:一部作品は無料でもご鑑賞いただけます

・茶室:茶室へ入場するには、日時指定の落合流茶事体験チケットが必要となります。ArtStickerの展覧会ページの「チケットを購入する」ボタンより、チケットをご購入ください。

営業時間

・ギャラリー|火-日:11:00-20:00

・レストラン|水-日:12:00-15:00(Lunch)/17:00-23:00(Dinner)

定休日

・ギャラリー|月曜日 ※月が祝日の場合は翌日休業

・レストラン|月曜日/火曜日 ※月火が祝日の場合は翌日休業

会場

Gallery & Restaurant 舞台裏

住所

〒105-0001 東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA B1F

アクセス

東京メトロ日比谷線神谷町駅5番出口より、駅直結 徒歩1分

参加アーティスト

落合陽一

主催

ArtSticker (運営元:The Chain Museum)

設計協力

SUNAKI Inc.

機材提供・技術協力

株式会社セイビ堂

技術協力

株式会社乃村工藝社

協力

ジセカイ株式会社

株式会社鈴懸

株式会社堀井七茗園

樂吉左衞門(十六代)

日本科学未来館

展覧会ページURL

https://bit.ly/490Puj4

Gallery & Restaurant 舞台裏

Photo by Ryo Yoshiya

2023年11月に麻布台ヒルズ ガーデンプラザAにオープンしたGallery & Restaurant 舞台裏はアート作品を鑑賞したあとに誰かと語り合いたくなる空間として、お酒や食事を楽しめるスペースを内包しています。ここでは作品と出会うことで芽生えた感情、もしくは混乱や困惑なども一緒にいる誰かと共有することができます。26坪という限られた空間ですが、展示スペースの裏側に回り込むとそこにはシェフのいるキッチンがあり、冷えた白ワインと気楽な前菜、本格的なコース料理も召し上がっていただけます。美術館に所蔵されるようなベテランのアーティストから、グローバルなマーケットで熱い視線を集める話題のアーティストまで、ときには演劇やダンスのようなパフォーマンスも企画します。

​▽Instagramアカウント

https://www.instagram.com/butaiura_artsticker/

ArtSticker(アートスティッカー)について

株式会社The Chain Museumが運営する、アートに出会う機会と、対話を楽しむ場所を提供し、アート鑑賞の「一連の体験をつなぐ」プラットフォーム。著名アーティストから注目の若手アーティストの作品まで、幅広く収録。作品のジャンルも、インスタレーション、絵画、パフォーミングアーツなど、多岐にわたっています。

また、ArtStickerはデジタル上だけでなく、リアルでユニークな場所と出会うことで、アートやアーティストが世界と直接つながることを希求しています。


▽ArtSticker Webサイト

http://bit.ly/3ZeK8vS

▽ArtSticker ダウンロードURL

≫ App Store:https://apps.apple.com/app/artsticker/id1446438049

≫ Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=art.tcm.artsticker

株式会社The Chain Mueum概要

社名   :株式会社 The Chain Museum(読み:ザ・チェーンミュージアム)

所在地  :東京都渋谷区猿楽町17-10 代官山アートビレッジ3階 代官山TOKO

代表者  :代表取締役 遠山 正道

▽株式会社 The Chain Museum 公式Webサイト

http://bit.ly/3y2cttp

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