アーティストユニット・キュンチョメの個展「あいまいな地球に花束を」が4月15日(水)よりGallery & Restaurant 舞台裏で開催。食べて、持ち帰る作品や特別なコース料理体験も

2026-04-15

株式会社The Chain Museum(本社:東京都渋谷区、代表取締役:遠山正道、以下「The Chain Museum」)は、当社が運営する「Gallery & Restaurant 舞台裏」(麻布台ヒルズ内)にて、アーティストユニット・キュンチョメによる個展「あいまいな地球に花束を」を2026年4月15日(水)〜5月31日 (日)に開催いたします。

展覧会詳細はこちら

ホンマエリとナブチによって結成されたキュンチョメは、東日本大震災を契機に活動を開始しました。ふたりは、人間中心主義を超えた「新しい愛のかたち」を探求し、想像力とユーモアに満ちた作品を発表し続けています。本展に集うそれぞれの作品に共通して横たわっているのは、地球に対する悠久のまなざし、そして愛と平和への希求です。

東京では初公開となる映像作品《Ghost in the Ocean》においては、人間の形をしたビニール袋のかけらがよるべなく海を漂っています。プラスチックは、本来の自然界にない人工的物質であり、分解されることなく環境に留まり続けます。循環の輪に寄与することなく、大海を泳ぐ魚の大群の中を彷徨うプラスチック片は、まるで自然環境と私たち人間の関係性を暗示しているようでもあるでしょう。

また、本展の標題を冠した《あいまいな地球に花束を》に刻まれているのは、どこかあやふやで不正確な世界地図です。これらの地図は、世界各地の人々が記憶だけを頼りに描いたもの。曖昧な輪郭を「正しいかどうか」でジャッジするのではなく、不完全さをありのままに祝福することは、輪郭を二項対立の緊張を解きほぐすための根源的な実践かもしれません。

大海に身を委ね、地球と自分の関係を見つめ直すとき。誰かの頭の中にある曖昧な地球のかたちを愛しく思うとき。あるいは、私たち人間の寿命よりもっと長く存在し続けるものに寄り添い、世界の平和を祈るとき。ぜひ会場で、この「あいまいな地球」に満ちる想いを受け取ってください。

Photo by Jun Yokoyama

人類の食の歴史を辿る、特別なコース料理体験《400万年を食べる》

Photo by NISHITANI KUMI

火を待ち、季節を待ち、誰かを待つ。この食事の時間が、平和を待つひとときと静かに重なりますように。そんな想いを込めて特別につくられた、狩猟や農耕など人類の食の歴史にまつわるコース料理を、アーティストたちとともにお召し上がりいただけます。

完全予約制(受付は開催日の4日前17:00まで)につき、ArtStickerにてチケットをお買い求めの上、ご参加ください。ご予約は1名様からお受けしております。

開催日:5/3(日)、5/17(日)、5/30(土) 18:00 〜 

詳細・ご予約はこちら

食べて、持ち帰る作品 ※限定300食

「花と海と平和を待つための かき氷」 2026 Photo by NISHITANI KUMI

蜂蜜と塩。

花と海。

あまいとしょっぱい。

そんな二つを並べて見ていると、小さな地球を見ている気分になります。

それは長い時間を超えることができる、幸せの味がする地球です。

この小さな地球を、平和を待つためのお守りとしてあなたにお渡しします。

あなたと地球に平和が訪れますように。

花と海と平和を待つ。

価格:1,480円(税込)

かき氷提供時間:営業日の13:00〜18:00

※ご予約不可となります。

※4/15(水)、イベント実施日(5/3、5/17、5/30)は短縮営業となります。

《花と海と平和を待つ》2026 塩、蜂蜜、瓶、箱 花と海と平和を待つための塩と蜂蜜をお持ち帰りいただけます。 Photo by NISHITANI KUMI

アーティストステートメント

 

あいまいなものをあいまいなまま受け入れること。

それが実は愛とか平和に繋がる、すごく大切なことなんじゃないかと思いました。

あいまいさは、正しさと間違い、善と悪、のような二項対立に陥りがちな局面に新しい道をもたらしてくれます。逆説的に考えると、あいまいさを受け入れられないと、この世界には「正しいか、間違いか」 「善か悪か」しかないことになってしまいます。自分のあいまいさを受け入れられないと苦しくなりますし、他者のあいまいさを受け入れられないと争いが生まれます。だから私は、自分のあいまいさも、誰かのあいまいさも全部祝福したいと思いました。

この展示のタイトルになっている作品「あいまいな地球に花束を」は、地球儀の形をした花瓶です。でも、ただの地球儀ではありません。いろんな国の人が書いた、その人の頭の中にある「あいまいな世界地図」をそのまま形にした地球儀です。小さな国がすっぽり消えている地球もあれば、大きな大陸がなくなっていたりします。世界の形は一つではなく、人の数だけ存在するものなのかもしれません。そんなあいまいな地球を祝福したいと思いました。

祝福すること、祝福を受けとること、そして分かち合うこと。

それが平和のために必要なのだと思うのです。

今回の展示では、

自分とは異なる形のものから愛や痛みを受け取ること。

あいまいさを祝福すること。

そして長い時間を待つこと。

それらを通して、祝福し、祝福され、分かち合うための方法を描きます。

どれもとてもシンプルで、今日からだってあなたにできることです。体の力を抜いて一片の詩を読むような気持ちでお越しください。

その気持ちを祝福します。

あいまいな世界に花束を。

Photo by Jun Yokoyama

アーティストバイオグラフィー

キュンチョメは、日本と東南アジアを拠点に活動する、ホンマエリとナブチによるアーティストユニットである。東日本大震災における大津波と原子力事故を契機に活動を開始し、人間中心主義を超えた「新しい愛のかたち」やウェルビーイングのあり方を探求している。

彼らの作品は、儀式的な行為を通じて海や自然、動植物、人類、死者、そして目に見えない存在に関わり、想像力の跳躍によって新たな関係を結び直す試みである。映像、インスタレーション、参加型パフォーマンスを横断する制作は、海中、放射線や放射性物質に汚染された土地、津波によってすべてが破壊された被災地など、人類にとって生存が困難な場所において行われてきた。こうした環境においてキュンチョメは、人間が自然をコントロールしようとしてきた歴史と、その不可能性を問い直し、支配ではなく循環に基づく関係を模索している。

詩的な想像力とユーモアによって構築される作品は、鑑賞者と外部の世界との媒介となり、想像力の飛躍や深い内省を誘い出す。環境危機や脱人間中心主義といった緊張感のあるテーマを扱いながらも、鑑賞者が緊張をほどき、心身の力を抜き、外部の世界や自身の「沈黙の声」に耳を澄ますための時間と空間をつくり出す。そうした体験は、彼らが模索する「新しい愛のかたち」やウェルビーイングの実践そのものであり、緊張や衝撃、恐怖による支配に対する抵抗をも内包している。


近年の主な展覧会に個展「All Living Things Are Breathing Now」(フィリピン,ヴァルガス美術館)、「「六本木クロッシング2022:往来オーライ!」(森美術館 東京)、「現在地:未来の地図を描くために[1]」(金沢21世紀美術館 2019)、「あいちトリエンナーレ2019」(愛知)などがある。

Information

展覧会タイトル
キュンチョメ個展「あいまいな地球に花束を」

開催期間

2026年4月15日(水)〜2026年5月31日(日)  

会場

Gallery & Restaurant 舞台裏



住所

〒105-0001 東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA B1F

Google Map

営業時間

ギャラリー

【火-日】11:00〜20:00

定休日

月曜定休

※月が祝日の場合は翌日が休業日となります。

観覧料

無料

アクセス

・東京メトロ日比谷線神谷町駅5番出口より、駅直結 徒歩1分

・エレベーターあり、バリアフリー

・車椅子、ベビーカーの入場可能

参加アーティスト

キュンチョメ

主催

ArtSticker (運営元:The Chain Museum)

展覧会URL

https://artsticker.app/events/119990

会場:Gallery & Restaurant 舞台裏

2023年11月に麻布台ヒルズ ガーデンプラザAにオープンした「Gallery & Restaurant 舞台裏」はアート作品を鑑賞したあとに誰かと語り合いたくなる空間として、お酒や食事を楽しめるスペースを内包しています。ここでは作品と出会うことで芽生えた感情、もしくは混乱や困惑なども一緒にいる誰かと共有することができます。

26坪という限られた空間ですが、展示スペースの裏側に回り込むとそこにはシェフのいるキッチンがあり、冷えた白ワインと気楽な前菜、本格的なコース料理も召し上がっていただけます。美術館に所蔵されるようなベテランのアーティストから、グローバルなマーケットで熱い視線を集める話題のアーティストまで、ときには演劇やダンスのようなパフォーマンスも企画します。

▽Instagramアカウント

https://www.instagram.com/butaiura_artsticker/

ArtSticker(アートスティッカー)について

株式会社The Chain Museumが運営する、アートに出会う機会と、対話を楽しむ場所を提供し、アート鑑賞の「一連の体験をつなぐ」プラットフォーム。著名アーティストから注目の若手アーティストの作品まで、幅広く収録。作品のジャンルも、インスタレーション、絵画、パフォーミングアーツなど、多岐にわたっています。

また、ArtStickerはデジタル上だけでなく、リアルでユニークな場所と出会うことで、アートやアーティストが世界と直接つながることを希求しています。

▽ArtSticker Webサイト

https://artsticker.app/

▽ArtSticker ダウンロードURL

App Store:https://apps.apple.com/app/artsticker/id1446438049

株式会社The Chain Museum概要

社名   :株式会社 The Chain Museum(読み:ザ・チェーンミュージアム)

所在地  :東京都渋谷区猿楽町17-10 代官山アートビレッジ3階 代官山TOKO

代表者  :代表取締役 遠山 正道

▽株式会社 The Chain Museum 公式Webサイト

https://www.t-c-m.art/

Share this post

Contact

Have inquiries or comments?
Get in touch with The Chain Museum by clicking the button below.

Thank you! Your submission has been received!
Oops! Something went long while appearing the form.